なるほど!オール電化使いこなし術

省エネ家電を、さらに賢く快適に使いこなすプロの技を伝授します。

オール電化の電気料金メニュー、
どれがいちばんおトクなの?! 【第一回】

えころさん一家がゼロハイム博士から太陽光発電システムや家電節約術のレクチャーを受けてから、早や数ヵ月がたちました。えころ家の太陽光発電は順調に発電を続けていますが、最近、えころさん夫妻には別の疑問が頭をもたげるように。それはオール電化住宅で暮らしているにもかかわらず、オール電化のことがよくわからないということ。そこでえころさん夫妻は、再びゼロハイム博士に自宅へ来てもらうことになりました。


(チャイムの音)ピンポ~ン♪

こんにちは。お久しぶりです。

あ、ゼロハイム博士だよ!

博士、ご無沙汰してます。

博士、こんにちは!

ちは!

おや、ヒカリくんはまた背が伸びたね。エネちゃんも大きくなったなぁ。

最近、エネが家じゅう歩き回って、目が離せないんですよ。

博士、わざわざお越しいただいて、ありがとうございました。

今日はオール電化について、ご質問があるとお聞きしましたが?

そうなんです。最近、ウチの近所にもオール電化の家が増えてきたんですが、みなさん必ずしも電気だけで生活されてるわけじゃないんですよね。

そうそう、石油ファンヒーターを使ってたり、こないだなんか雑誌で薪ストーブを使ってる家を見たわ。

一般的に、オール電化とは「家庭で利用するエネルギーのすべてを電気でまかなうこと」です。石油ファンヒーター程度なら、いつでも使いはじめたりやめたりできますし、特にオール電化の基準には関係しないようですね。逆に、タンクや給湯器が配管されているような灯油給湯器などがついていると、オール電化住宅とは呼ばないようです。

配管工事が必要な灯油やガスの機器があれば、オール電化とはいえない、ということですか?

そんなところでしょうね。
オール電化の定義はあいまいですが、効果はハッキリしていますよ。
ある電力会社の宣伝資料から引用すると、「オール電化はキッチンや給湯などの生活エネルギーをすべて電気でまかなう、かしこいライフスタイル」とあります。効果のほどは、光熱費になって表れてきているはずです。

その光熱費なんですが、電気料金っていろんなメニューがありますよね?
電力会社のパンフレットを見ていても、どれを選んだらいいのか、まずそこから迷うんですよ。

ではまず、電力会社の料金メニューについて整理してご説明しましょう。
えころさんの場合、電力会社は東京電力になりますね。東京電力がご家庭向けに提供している料金メニューは以下のとおりです。

※画像をクリックすると拡大表示します。

料金メニュー

こんなにいろいろあると、どれがいいのかわからなくなるんですよね。

では、1つ1つの料金メニューの特徴をご説明しましょう。
まずは「従量電灯B・C」ですが、これは一般家庭でもっとも契約されている料金メニューです。
料金の算出方法は、「10A~60Aの基本料金+使用電力量に応じた料金」です。使用電力の単価は、最初の120kWhまでが1kWhにつき16.05円(第1段階料金)、120超~300kWhまでが21.04円(第2段階料金)、300kWhを超えると22.31円(第3段階料金)で計算されます。

わかりやすい料金体系ですよね。使えば使うほど単価が高くなるという。

逆に、都市ガスは使えば使うほど単価が低くなるんですよ。

従量電灯のBとCの違いって、なんなんですか?

60A以上必要な契約の場合は従量電灯Cになります。業務用大型冷蔵庫を使われる商店などでは、この契約を選ばれているようです。
次の「深夜電力」ですが、これは昼間に電気が使えない契約ですので、そういうニーズがあるご家庭だけが対象ということになります。

「おトクなナイト8&10」は夜間にお湯を沸かす給湯器を持っていたり、夜の電力使用が多いご家庭向けに、昼間の電力単価を割高にし、夜間を割安にしているものです。


「おトクなナイト8&10」って、この家を建てたとき、検討したわね。

検討はしたけど、電力会社のパンフレットを見たら「電化上手」がオール電化向きだというので、そっちにしたんだよな、確か。

「電化上手」はエコキュートや電気温水器のような夜間にお湯を沸かす機器のあるご家庭向けです。また、夜間だけでなく、家族が在宅し、家事で電気を使うことの多い朝晩の時間帯も、昼間より少し割安に設定されています。

「電化上手」と「おトクなナイト8&10」のどちらがおトクかは、そのご家庭のライフスタイルによりますので、一概にはいえません。ただし、1日中電力単価が変わらない「従量電灯」契約ではもったいないということは、おわかりいただけますよね?

もちろんです。エコキュートが深夜にお湯を沸かしますからね。

以前に博士に教えていただいたとおり、ウチもなるべく夜に家電製品を使ってるんですよ。

ぜひ、そのライフスタイルを続けてください。小さな積み重ねが光熱費の節約につながりますから。

がんばります!

最後の「スマイル・クッキング割引」ですが、IHクッキングヒーターを使われているご家庭なら、電力量が3%割引になります(夏季期間を除く)。ただし、「従量電灯B・C」か「おトクなナイト8&10」契約のご家庭が対象です。オール電化住宅でなくてもよく、たとえば、給湯器はガス給湯器のままで、コンロだけIHクッキングヒーターに変えたご家庭でおトクになる契約です。

私の友だちの家でもIHヒーターが増えてるんだけど、こういう割引があることを知らない人が多いんじゃないかしら。

ぜひ教えてさしあげてください。電気代は少ないに越したことはありませんからね。
ここでご紹介したのは、えころさんが住む東京電力の料金メニューです。
他の地域の電力会社でも、さまざまなメニューを用意していますので、ご自宅地域の電力会社のHPなどで調べてみることをオススメします。

→次回に続く

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