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【第二回】
ソーラーの容量によって、
自己消費量は微妙に変化します

発電量・売電量・買電量は把握していても、わが家で使う電力の自己消費量を把握している人は少ないのでは? 2009年11月よりはじまる新たな買い取り制度でも、昼間の発電量から自己消費量を差し引いた売電量が買い取りの対象となるため、わが家の自己消費量を把握することが大きなポイントとなるようです。
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さて、下のモデル例の自己消費量が、なぜ太陽光発電の容量により微妙に違うのか、という疑問です。

まず、3kW~6kWの太陽光発電を設置した場合の1日の発電量を見比べてみましょう。

きれいな山型になってる。よく晴れた日ですね。

快晴の日を想定したモデルの計算結果です。このグラフの3kWと6kWの発電量を比べてみてください。

えーと、それではいちばん発電量が多い12時時点の数値を見ますね。3kWが2000Whで、6kWが4000Whにあと少しといったところですね。容量が2倍だと、やっぱり発電量もほぼ2倍ですね。

12時以外の時間帯はいかがですか?

どこも大体2倍ぐらいじゃないですか。

そうですね。ただ、発電開始と発電終了の時間は同じです。

それはそうよね。どんなに容量が大きくても、おひさまが出ないと発電しないもの。

次にこのグラフに消費電力の値(Wh)を加えてみます。赤い点線がそうです。

まずお昼の12時の部分を見てください。この時間帯は消費電力量が約500Whですが、発電電力量は3kW~6kWとも消費電力量をはるかに上回っています。この状態を整理すると、こうなります。

うん、そうですね。自己消費量はどの容量でも500Whで同じですよね。

次に、朝7時の部分を見てください。朝は家族が揃っていて電力消費が多いので、7時時点の電力消費量は約1400Whです。一方、発電量はまだおひさまが上りきっていなくて、そう多くありません。ですから、自己消費量が発電量を上回る状態になります。
この状態を、もう一度表で見てみましょう。

んん? あれれれれ...

パパ、これどういうこと? 容量が大きいほど、自己消費量が多いんだけど。

消費電力量は同じ1400Wh。容量が大きいほど、発電量も自己消費量も大きくなる......あ、そうか。わかったぞ。自己消費は発電しないことにはできないから、容量が大きいほど自己消費量も大きくなるんだ!

発電しないことには自己消費はできない...あ、本当ね。確かにそのとおりだわ。発電した分をめいっぱい自己消費で使っちゃうと、こうなるのね。

おっしゃるとおりです。ただ、こうした現象が起こるのは、朝晩の時間帯と雨(曇り)の日の昼間だけなんです。つまり、発電量が少ない時間帯ですね。そして、こうした現象も含めて1年間の自己消費量をトータルすると、下のグラフになります。

なるほど。それで容量が大きいほど、微妙に自己消費量が多いんだ。

上のグラフは、電力の統計資料の平均値に合わせて作ったモデル例です。ぴったり同じ数値になる方はまずいらっしゃらないでしょうが、おおよその目安になると思います。

ウチはほぼ平均に近いのね。

でもまだ光熱費ゼロになってないだろ?

それはそうだけど。
でも、博士がさっき見せてくれた1日の発電量グラフを見てたら、どうして光熱費ゼロにならないのか、不思議だわ。

このグラフですね。確かにこれだけ見ていたら、誰でも光熱費ゼロになりそうな気がしますよね。でも、意外な盲点があるんです。


なんですか、それは?

続きは次回にお話ししましょう。
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